薬学部 研究室紹介

2040年以降の社会も想定した医学・歯学・薬学教育がはじまります。

薬学部長 久保田 隆廣

薬学部6年制が始まったのは今から18年前のこと。人が生まれ出でて高校3年生を迎えるまでに時が経過しました。医療技術の進歩に伴った薬剤師育成の転換期が、まさしく成年期に際し、この先の針路に思い悩む時期に達しています。試行錯誤しながらも、6年制過程を修了した多くの卒業生は、さまざまな地域社会で活躍しています。奇しくも、6年制3巡目を経た2024年度からの薬学教育は、改訂版<薬学教育モデル・コア・カリキュラム>へと進展し、医学・歯学とともに医療人として求められる「基本的な資質・能力」が共通化されます。なぜ6年間もの年月が必要なのかを思い返し、原点に立ち返った教育者かつ指導者としてこれからの人材育成に努めます。

薬学部長 久保田 隆廣

「薬学」を様々な角度から極めていく多彩な研究室

薬化学研究室
薬化学研究室

「ガン」や「アルツハイマー病」の治療につながる斬新かつ無毒な医薬品を創る

  • 創薬研究
  • がん
  • アルツハイマー病
  • 有機ホウ素化合物
  • 環境汚染物質
生薬学研究室
生薬学研究室

天然有機化合物の生合成研究室

  • 自然界
  • 植物
  • 微生物
  • 生薬
  • 酵母
薬品分析化学研究室
薬品分析化学研究室

リガンドと受容体の相互作用に関する分析化学的研究

  • 薬物
  • 毒物
  • 受容体
  • 機能阻害抗体
  • 遺伝子改変マウス
薬品物理化学研究室
薬品物理化学研究室

分子の反応メカニズムの解明と発見を目指す

  • レーザー光
  • 量子化学計算
  • 質量分析
  • 低温プラズマ
  • 数値シミュレーション
生物薬剤学研究室
生物薬剤学研究室

個別化医療に向けた取り組みから地域振興のための商品開発まで

  • 遺伝的多型解析
  • 個別化医療
  • スキンバリアクリーム
  • 治療薬物モニタリング
  • 未病対策
機能形態学研究室
機能形態学研究室

機能形態学的教育・研究教材の開発と代謝性疾患の病態解明を目指して

  • 人体解剖模型
  • 教材開発
  • 比較生物学
  • 内分泌・代謝疾患
  • がん
社会薬学研究室
社会薬学研究室

処方、カルテ、意識・行動調査など非実験系データから社会を読み解く

  • 薬剤師の職能
  • 患者の行動変容
  • コミュニケーション
  • 社会実装
  • ビッグデータ
生化学研究室
生化学研究室

細胞内センサータンパク質から新型コロナウイルス・RNA ウイルスの仕組みを研究

  • 新型コロナウイルス
  • PCR 法
  • タンパク質
  • 遺伝子
薬効薬理学研究室
薬効薬理学研究室

難治性疾患の病態解明と治療標的分子の探索

  • 緩和医療
  • 鎮痛薬
  • アルツハイマー病
  • がん
  • 記憶
衛生化学研究室
衛生化学研究室

生活習慣病に科学のメスを入れる

  • ワクチン
  • 死亡統計
  • 疾病統計
  • 感染症
  • 出生率・少子高齢化
微生物学研究室
微生物学研究室

細菌やヒトの細胞内環境の恒常性に寄与するタンパク質の検索・解析

  • 感染症
  • 病原体
  • 細菌
  • 薬剤耐性
臨床薬物治療学研究室
臨床薬物治療学研究室

未病の改善で健康維持、薬に依存し過ぎない日常生活を目指しましょう

  • 時間薬物治療
  • 生活習慣
  • 骨折予防
  • 健康自立
  • 幸福寿命
病態生理学研究室
病態生理学研究室

医療現場に直結する臨床薬学教育研究の推進

  • がん
  • 化学療法
  • 出血傾向
  • 血栓塞栓症
  • 薬物血中濃度
数学教育研究室
数学教育研究室

代数研究に基づいた基礎解析・基礎統計の教育

  • 無限次元リー代数
  • 無限群
  • 非可換代数

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