
新潟県の「平成19年度理科・技術力向上モデル事業」として、
高校生を対象とした食品糖質化学公開講座を開催します。
われわれが食べている殆ど全ての食品には糖質が含まれている。糖質は、エネルギーとしての役割、甘味剤としての役割の他に、人間の健康の維持にも貢献している。例えばミルク中には100種類以上のオリゴ糖が含まれており、ビフィズス菌を増やす働きのほか、乳児を病原菌やウイルスの感染から守る働きをしている。この公開講座においては、そのような糖質の機能について解説するとともに、実際に牛乳からオリゴ糖を分離する実験を体験していただく。同時にミルク中に含まれるタンパク質であるカゼインの分離も行い、食品に含まれる物質に関して科学的な関心を払う目を養うことを目的とする。
平成19年8月25日(土)
| 12:30~ | 受付開始(実施場所に集合) |
| 13:00~ | 実験講義 |
| 13:30 |
13:40~ 実験 16:30 終わったグループごとに分析機器の見学 |
| 16:30 | 終了 |
新潟薬科大学(新潟市秋葉区東島265-1)・実習棟3階D302実習室
高校生 40名程度 (先着順、定員になり次第締め切ります)
新潟薬科大学応用生命科学部・教授 鰺坂 勝美
今回行う実験は、応用生命科学部食品科学科2年生の実習の一部であり、これを行うことにより大学での実習に興味を持ち、食品科学への関心が深まることが期待される。
牛乳50 mLを100 mLのメスシリンダーを用いて300 mLのビーカーにとり、同じメスシリンダーで水を100 mL加え、ガラス棒で強く攪拌する。
5%酢酸10 mL(25mLメスシリンダーでとる)を加え、静かに攪拌すると多量の糸状あるいは細かい粒状の沈殿物ができる。脂肪とカゼインの混合物である。これをヒダ折りろ紙でろ過する。ろ液は200mL三角フラスコで受ける。沈殿はろ紙ではさんで水分を除く。ろ液から糖質を、沈殿物からタンパク質を分離する。
鰺坂勝美教授の下、新井祥生准教授、宮崎達雄助教の教員、新潟薬科大学学生(4年生)を10名配置し、実験指導にあたる。
この公開講座は、新潟県からの「平成19年度理科・技術力向上モデル事業」委託を受けて実施するものです。