新潟薬科大学 応用生命科学部
食品機能学研究室

Faculty of Applied Life Sciences
Laboratory of Food Function

アントシアニンのBBB透過性に関する論文がアクセプトされました

松本先生が本学に着任した当初から手がけていたアントシアニンに関する研究成果が、アメリカ化学会(ACS)が発刊するJournal of Agricultural and Food Chemistryにアクセプトされました。

https://pubs.acs.org/doi/10.1021/acs.jafc.1c02898

アントシアニンの脳機能改善効果のメカニズムを解明するため、アントシアニンの生体への吸収や分解物・代謝物について解析するとともに、一連のポリフェノール類についてBBBと呼ばれる血液脳関門への透過性を評価した論文になります。
アントシアニンおよびその分解物のBBB透過性は低かったことから、アントシアニンによる脳機能改善効果は血流改善による間接的な作用によるものであると考えられます。
4年かけて取り組んだ成果を形にできて、とても嬉しく思います。
本研究に携わってくれた院生、学部生にも改めてこの場を借りて感謝申し上げます。


2021年9月23日