本研究室の研究の基本コンセプト
高圧技術と発酵技術でヒトと地球の健康を守ります
①高圧技術の利用:100 MPa以上の圧力(高静水圧)を食品素材に施すことで、細胞構造や生体成分の変化が起こります。こうした現象を解明・利用して機能性成分の富化を伴う、省エネルギー型の新しい食品製造技術の開発を進めます。
②発酵技術の利用:発酵は微生物の機能を利用した省エネルギー型の食品製造技術として発展してきました。発酵制御のための微生物の圧力死滅(不活性化)機構に関する研究、微生物間相互作用に関する研究、さらに未知の微生物の探索等を通じて、知られざる微生物の機能を引き出し、食品製造技術にとどまらず様々なフィールドに貢献していきます。
研究課題
- 高圧(静水圧)技術による新しい食品製造・加工技術に関する研究
- 高圧処理による非熱的殺菌技術に関する研究
- 複合微生物系による新しい微生物利用(発酵)技術に関する研究
- 未培養微生物の分離培養技術に関する研究
- 高圧処理を組込んだ新規日本酒醸造プロセスの開発