YAKUDAI WALK
薬大再発見コラム
【食品開発ストーリー】企業コラボで作る、とまとうどん100
応用生命科学部商品開発
2022/05/26
企業コラボ食品開発ストーリー『とまとうどん100』
みなさん、こんにちは!
YAKUDAI WALK編集部の笹川です。
今回は、応用生命科学部が企業とコラボして開発した「とまとうどん100」をレポート!
【とまとうどん100の開発】
規格外のミニトマトを有効利用するために開発した「とまとうどん100」はミニトマトを「10倍濃縮トマト粉末」に加工し、麵乾燥重量あたり10%使用。ほんのりトマトの酸味が感じられる、さっぱりとした触感の麺になりました。
(共同開発:製造/麺工房いしざわ様、販売/エンカレッジファーミング株式会社様)
【製品化までの道のり】
≪STEP1≫
日本海側最大級のミニトマト農園でB級品が廃棄されている課題を受け、これを有効活用しSDGsの観点から環境に配慮した商品開発を計画しました。
≪STEP2≫
目指したのは食品栄養の知識を活かした健康に配慮した商品。麺料理は野菜不足になりがちなので、麺と同等に野菜も食べられるもの、というアイデアでまとまりました。
≪STEP3≫
トマトは水分が90%以上なので、乾燥して粉末化し、重量を10分の1にすれば大量に麺に入れられると考え、10倍濃縮トマト粉末を作り、生地に練り込みました。
≪STEP4≫
出来上がりはトマトの味が強くはないので、トマトが苦手な人でも食べられる味に。パスタのように様々なソースと合わせて味わうことができる麺に仕上がりました。
応用生命科学科では「生命産業ビジネス学科(文系)」の商品開発、販売促進、市場分析などの専門性を駆使し、「応用生命科学科(理系)」の研究技術を製品化に結び付けることを学びます。
今後も企業とコラボし開発した商品をご紹介していきます!