> Our future OB・OGインタビュー

未来を見据えた医療を学ぶ環境に恵まれた新潟薬科大学で薬学を学ぶ

プロフィール

佐藤葵
薬剤師
群馬大学医学部附属病院
2024年卒業

インタビュー

みなさんはじめまして。
2023年度薬学部卒業生の佐藤葵と申します。
現在は、群馬大学医学部附属病院で薬剤師をしています。

薬剤師を目指したきっかっけ

私は幼い頃から医療職に就きたいと考えていました。
医療職を希望しつつも職種は直前まで決心しきれていませんでしたが、いくつかの大学や学部学科のオープンキャンパスに参加した中で雰囲気が自分に合っていると感じられたこと、そこにいる自分が想像できたことが新潟薬科大学への進学を決め、同時に薬剤師を選択したきっかけとなっています。

新潟薬科大学での学び

新潟県内には多様な地域と風土があり、それぞれの場所でその土地柄に合った医療が提供されていることから学びの宝庫と言われますが、「日本の未来を先取りしている」とも表現されるように資源不足で医療の行き届かない地域があるなど、課題も多くあります。

このような環境を活かして大学でも地域をフィールドとした学びの機会が充実しており、他大学他学科の学生や先生方と共に1つの症例について検討したり、実際に在宅医療に同行したりする科目は、1週間をかけて継続的に集中して取り組むことができます。


このような機会を通して一生懸命勉強したことは私にとって非常に貴重な経験となっています。
特に多職種連携や地域医療は6年間を通して学内の活動だけではなく学外の課外活動や企画にも積極的に参加してきました。
医師主催の多職種連携セミナーでは、医師が目指しているその地域のコミュニティに合わせた地域包括ケアの体制や医師視点での薬物療法など、薬学部では知ることのできない内容に触れることができました。

多職種連携の重要性

実際に医療に従事するようになり、多職種の意図や考え方、感覚を理解することは、とても大切なことだと改めて感じています。

薬学部で学ぶことの多くは、在学中は単なる知識にすぎないかもしれませんが、学生の頃に興味を持って学んでいた内容が実臨床で生かされ、多職種の役に立ったり、また安定した薬効の発現に寄与したり、最終的には患者さんに影響していると気づいたときはとても嬉しかったです。
現在は学会やセミナー等に参加する機会が増え、学生の時と比べて特に在宅での終末期医療に触れることも多くなりさらに関心は深まっています。

新潟薬科大学での充実の国家試験対策

国家試験対策では、定期的に自主参加型の補講や到達度を確認できる機会が用意されます。
疑問点はその場で教えていただけるため、内容の確認や定着のためにも有意義な時間でした。
また、全体のペースにうまく乗ることができない人や、自分の中に計画がある場合には全体のレールとは別に個別対応もしていただけます。

私は国家試験対策も本格化していく中、学生実習や実験のアシスタントを6年生の冬前まで継続することができました。

内容は試験範囲に含まれるので、座学と両立して大好きな領域で大好きな実験を直前まで行いながらイメージとしても定着させることができ、最後まで非常に充実していました。

好きなこともやらなくてはいけないこともたくさんありますが、優先順位をつけて計画的に取り組むよう努力してきた時間は、社会人となり多くのことを自分でこなさなければならない現在につながっていると感じます。

充実の学びとサポート体制

様々な医療を経験できる環境にあることが、新潟県の、そして新潟薬科大学の一番の魅力だと私は思っています。
他にもユニークな科目がたくさんあり、自ら望んで行動に移せば挑戦できるよう先生方もサポートしてくれます。
私が目標を達成できるよう、在学中も卒業後も協力し後押ししてくれる先生と出会うことができ、卒業をした今でもお世話になっています。

学生の時から継続しているアロマセラピーや実験のアシスタント等の活動は今でも私の楽しみの1つです。
在学中には目指す方向性に迷った時期もありましたが、相談をしたり話したりする中で気づけることもあり、将来の幸せを考えてご助言くださった先生のおかげで今はずっと見ていた夢も追いかけながら、新たな夢へ向かって薬剤師をしています。

夢を叶えた先輩から

私が迷った末に現在の職場を選んだ理由の1つも、夢に近づくためです。
今は少し地元からは離れていますが、故郷を思う気持ちは医療職、そして薬剤師を志した当時と変わりはありません。

今、新潟薬科大学で学んでいる在校生の皆さん、そして、これから進路を決めようとしている中学生、高校生のみなさん、一度は「絶対にこうする!」と決めていても、経験を重ねれば重ねるほど新しいことに出会い、迷いが生じることもあると思います。

迷ったときは「自分の中の揺るがないもの」を大切にしてほしいと思います。
カタチは変わっても、きっと、それはみなさんの将来につながっていくはずです。
私もまだスタートラインに立ったばかりですが、いつか大好きな故郷と母校に恩返しができるように頑張ります。
未来を見据えた医療を学ぶ環境に恵まれた新潟県で、医療職を志している皆さんと一緒に学ぶことができる日をお待ちしております。

薬学部情報

薬学部について詳しくはコチラ
https://www.nupals.ac.jp/pharmacy-lp/

このページを見た人はこんなページも見ています