> Our future OB・OGインタビュー
これから薬科大学を目指す皆さんへメッセージ
プロフィール
小林 裕希
薬剤師
株式会社メディウイル穀町調剤薬局
2013年卒業

インタビュー
新潟薬科大学に入学した理由
私が新潟薬科大学を選んだ理由は県内唯一の薬学部で自宅からJRで20分と近く、積雪のある冬期も無理なく通学できることと、新築移転したきれいなキャンパスが魅力的だったからです。
学生時代の学び(研究室での学び)について
大学では興味のある分野の研究室に所属し、卒業研究を行います。
私は5年次に床ずれの予防や治療について書籍や文献を調べました。
新潟県は高齢化が進んでおり、高齢の寝たきり患者さんに心配される病気の一つに床ずれがあることがわかりました。
6年次に地域の病院から患者さんの情報を見せていただき、床ずれの予防や治療がどのように行われているのか、データを整理して論文にしました。
床ずれの原因や予防方法には何があるか、実際の医療現場での評価方法や処置と合わせて考えることはとても勉強になりました。
教室の外にも広がる大学での学びと経験
目標を明確にして根気強く取り組んだこと、課題を最後までやり遂げたことが自分の力となりました。
大学の外の活動にも積極的に参加しました。
高校生対象のイオンモールでのおくすり教室や大学でのミニ実験、学園祭で薬剤師の先輩と一緒に健康測定ブースとおくすり相談室の開催、他大学の看護師、理学療法士、栄養士、介護福祉士を目指す学生と過疎地域の介護予防事業について調べて、問題点を討論するフィールドワークなどです。
生涯に繋がる恩師と仲間との出会い
こうした活躍の機会を与えてくれたのが新潟薬科大学の先生でした。
国家試験に向けて、先生はわからない問題を理解するまで教えてくれますし、大学では学習場所の提供や朝食・夕食時間もカフェテリアの営業など様々な面から力になってくれます。
就職にも強く、在学中に薬局・ドラッグストア・病院・行政機関などいろいろな職場で働く薬剤師を紹介してもらいました。
大学で決められている実習とは別に、夏休みを利用して1週間の薬局職場体験をしたこともありました。
県外出身の友人とも知り合うことができ、大学時代の同級生は住む地域や職場は違ってもみな薬剤師であり、卒業後10年以上経った今でも食事に行ったり、悩みを相談したりしています。
結婚を機に一度県外に出た数年後、新潟に戻ってきた際の就職の相談にのってくれたのは大学の同級生や先輩でした。
県内の医療機関には新潟薬科大学の卒業生が多いので、仕事で困ったときのアドバイスや、優しく指導していただけるのも魅力です。
地域医療の担い手(薬剤師)としてのこれから
私は現在、地域の薬局に勤めています。
処方せんを確認して患者さんへ薬を正しく渡す日常の仕事の他に、老人ホームや自宅を訪問し患者さんの体調確認、中学校の衛生検査、地域の講演会で健康や薬の話をしています。
近年、病院の閉鎖や病床の削減があり、誰もがすぐに入院できません。
自宅で過ごす患者さんとそのご家族や生まれ育った地域に住んでいる方の健康を守りたいと思い、地域密着型の薬剤師を目標に日々奮闘中です。
薬剤師過剰の時代が来ているというニュースもありますが、地域によって差が大きく、まだまだ活躍の場は十分にあります。
薬剤師を目指している学生さん、理科が好きな学生さん、ぜひ新潟薬科大学で学びませんか。
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