新潟薬科大学

薬学部 研究室紹介

臨床薬物治療学研究室

未病の改善で健康維持,薬に依存し過ぎない日常生活を目指しましょう

骨代謝疾患や消化器癌に対する、効果的な時間薬物治療法の基礎研究、臨床応用研究を行っています。また、補完代替医療の科学的検証も進めています。


研究概要

骨代謝に影響を及ぼす薬剤の検索とその予防のための薬物治療法の検討

ステロイド剤、抗てんかん薬、免疫抑制剤、生活習慣病治療薬などは骨減少症や骨粗鬆症を誘発する薬剤であることが明らかとなり、その発症メカニズムの詳細な解明を行っています。さらに、これらの薬剤誘発による骨の脆弱化を予防・治療するために、骨代謝の日内変動を考慮した時間薬物治療法の導入の有用性について評価・検討を行っています。薬剤性の骨脆弱化による転倒・骨折によるQOLの低下、寝たきり状態の予防のために基礎的・応用的研究を行っています。

癌化学療法における時間薬物治療法の導入

近年、抗がん剤による薬物治療は著しい進歩をとげていますが、さらに安全で治療効果の優れた薬物治療が望まれています。そのためには、抗がん剤の効果を十分に発揮し副作用を最小限に抑えることが重要です。そこで注目されているのが、がん細胞と正常細胞との細胞増殖周期の差や抗がん剤に対するがん細胞の感受性の時間的な差を利用して、副作用をより軽減し薬物の効果をより高めることが可能となる抗がん剤の時間薬物治療です。実際に、この時間薬物治療法を実施している病院・医局と共同研究を行い、抗がん剤の時間薬物治療による治療効果の成績を集積しています。

未病改善のためのサプリメントの有用性の評価

高齢社会を迎え、健康寿命を伸ばして健康長寿を享受する。そのためには、ポリファーマシーのように薬に依存しすぎる日常を見直す事が重要です。今、未病の改善のために加齢によって減少する生体成分を補うとされる健康食品やサプリメントなどが溢れています。しかし、その科学的根拠に乏しい商品も溢れています。医薬品との相互作用を示すものもあります。西洋医学を補完するための相補代替医療、いわゆる統合医療で人々が健康で幸福な人生を送ることができるように、特にサプリメントの有用性の評価を行っています。

教員紹介

若林 広行(ワカバヤシ ヒロユキ)
教授
学位:博士(薬学)
神田 循吉(カンダ ジュンキチ)
助教
学位:博士(薬学)

先生からのメッセージ

地域医療の実践に大きく貢献できる薬剤師、そして、心のある薬剤師を目指して、目的意識をしっかり持って6年間の基礎から臨床までの広範な実践的薬学を学んでください。

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