研究室紹介

臨床薬学教育研究センター

臨床現場から発せられるテーマに関する研究

臨床薬学研究室は新津キャンパスC棟2階の中庭に面したところにあります。2020年度5月現在、教員は教授3名、准教授2名、助教1名、計6名です。
所属学生は6年生6名、5年生8名、4年生10名、計24名です。
本研究室の教員は病院や薬局勤務の経験者であり、実務教育の専門的な分野で活躍された経験を活かして、それぞれの分野に特化して学生の研究指導に当たっています。
教育では調剤学、製剤学、代表的8疾患などの薬物治療学、医薬品情報学、コミュニケーション教育など総合的且つ実践的な臨床教育を行っております。さらに、4年次の臨床実務実習事前学習、臨床実務実習直前演習、5年次の臨床実務実習、6年次のアドバンスト教育を行い、臨床教育の中心を担っています。


研究概要

研究では、各教員の専門分野を中心に、臨床現場から発せられるテーマを掘り下げて行っています。各教員の研究は以下の通りです。

○ 朝倉 俊成  医薬品の包装・表示,糖尿病治療薬の適正使用(治療モニタリング,注射,QOL)など
○ 坂爪 重明  医薬品(新薬,ハイリスク薬,ジェネリックなど)の薬剤使用評価に関する臨床薬剤疫学研究
○ 齊藤 幹央  免疫・アレルギー疾患,医薬品・健康食品における有効性と副作用に関する研究
○ 阿部 学   薬の副作用の発現・再発を防ぐための発現機序、要因についての検索・検討・研究
○ 宮下 しずか  薬物療法における生薬・漢方薬の適正使用に関する研究

教員紹介

朝倉 俊成(アサクラ トシナリ)
教授
学位:博士(薬学)
坂爪 重明(サカヅメ シゲアキ)
教授
学位:博士(医学)
齊藤 幹央(サイトウ ミキオ)
教授
学位:博士(薬学)
阿部 学(アベ マナブ)
准教授
学位:博士(薬学)
磯邉 浩和(イソベ ヒロカズ)
准教授
学位:博士(医学)
永野 大輔(ナガノ ダイスケ)
准教授
学位:博士(医学)
宮下 しずか(ミヤシタ シズカ)
助教
学位:博士(薬学)

先生からのメッセージ

薬剤師は患者に適正で安全な薬物治療が行われるように薬の観点から常に患者を見守る役割を担っています。病院薬剤師は医師や看護師をはじめとするスタッフと共に、薬局では医師をはじめ地域医療に携わる方々と共に臨床現場で患者のために活躍しています。
臨床薬学研究室では高い臨床能力を身に付けるために教員,学生共に日々切磋琢磨しています。将来、専門的な知識や経験に基づいて患者さんに処方された薬が適正に安全に使用されていることを確認し、患者さんの状況からその薬の評価を行い、医師にフィードバックして薬物療法を適正に行っていくスペシャリストになれる日を夢に見て・・・。