研究室紹介

循環生理学教室

心疾患患者における運動耐容能の評価・判定方法を研究

循環生理学は、生化学、解剖学、物理学などさまざまな学問が関わっています。循環生理は生命に直結する重要な機能で循環は心臓、血管、循環血液量の3つの要素によって構成されており、循環機能はこれらを統合して全身の臓器に血液を循環させる機能です。心臓のポンプ機能が何らかの疾患により破綻した状態から、薬物療法、食事療法、運動療法により心機能を改善させる手段と効果を見つけていく研究を行っています。

研究概要

研究概要は、心血管疾患罹患後の再発予防やQOL改善として心臓リハビリテーションの効用を明らかにする事です。心臓リハビリテーションを行うことで、心不全や心筋梗塞の再発・再入院が減り、死亡率が減少することが数多く報告されています。
この心臓リハビリテーションの評価を行うために心肺運動負荷試験(CPX)を実施します。心肺運動負荷試験は、客観的に運動耐容能を評価することができ、様々な指標を得ることができます。このようにして得られてパラメーターのうちどの指標が有意に運動耐容能を改善したかを見つけていく研究を行っています。

教員紹介

田嶋 明彦(タジマ アキヒコ)
教授
学位:保健学博士