トピックス Topics

タイ国立マヒドン大学との連携協定を締結

プレスリリース
2024/01/22

新潟薬科大学は、2023年12月26日にタイ国立マヒドン大学との間で「大学間連携協定」を締結しました。
マヒドン大学は、タイ王国の首都・バンコクに本部を置き、1943年に設立された総合大学です。設置学部は、大学創設以来の医学部をはじめ、本学も設置している薬学部、医療技術学部および看護学部など、17学部を有しています。
両大学が行う連携内容は、次のとおりです。

(連携事業の主な内容)
 1.共同研究プログラムの実施
 2.学生交流プログラムの共同開催
 3.教職員交流プログラムの共同開催
 4.その他の連携事業

この協定は、本学医療技術学部において国際環境寄生虫学研究室を主宰するマルセロ・オオタケ・サトウ(Marcello Otake Sato)教授がマヒドン大学との間で共同研究を開始しており、両大学がこの連携関係を両大学の全体へと発展させることを目指し、締結に至ったものです。
両大学による共同研究の概要は、次のとおりです。

○腸内寄生虫の一種である「土壌伝播蠕虫」の感染者は、世界で約15億人を数えている。そして、その感染が患者の生活の質を低下させ、流行地域の経済的発展と安定を妨げており、未だ十分な対策が講じられていない。そのため、ヒトの健康を守るための「感染症の効果的な予防法」を確立することは、非常に重要となっている。
○共同研究の目的は、「エコヘルス」の概念に基づき、環境要素からの土壌伝播蠕虫のDNA検出法を環境DNA手法に応用して開発、流行地域における感染リスクの評価法を確立し、予防対策に資するデータを提示することである。
○本研究で得られる成果は、ウイルス、細菌、寄生虫など多くの病原体の環境中でのダイナミクスの解明とそれを基盤とした予防対策の確立に容易に応用でき、社会に与えるインパクトは大きい。

両大学は、同じ保健・医療分野の大学として、長期的かつ積極的な協力関係の構築を目指していきます。そして、両大学の取組みにより、教職員や学生同士が専門的な知識を向上させるとともに、本学としては学習環境のグローバル化と教育研究活動の活性化につなげてまいります。

マヒドン大学(タイ・バンコク)の外観

お問い合わせ

〒956-8603 新潟市秋葉区東島265番地1
新潟薬科大学 学事課 大矢・茂木
TEL:0250-25-5000