研究室紹介

食品機能学研究室

食品に含まれる機能性成分を探索・評価し、新規機能性食品の開発に繋げる

食品機能学研究室では、食品に含まれる栄養・機能性成分が体内で働く仕組みについて理解し、人々の健康な生活に貢献できる食品成分を見出すとともに、機能性成分を含んだ商品の開発も目指し、日夜研究に励んでいます。企業や自治体との共同研究も多数実施しており、実際の食品開発のプロセスを直に経験できるのが本研究室の強みです。卒業生は、食品企業で研究、商品開発、品質管理、製品製造に関わる専門技術者として活躍しています。

研究概要

【ポリフェノール】
特に植物の色素成分として有名なアントシアニンに着目しています。アントシアニンは視覚機能や血管機能、脳機能の改善など様々な健康機能を有します。アントシアニンの機能性、食品に使用した時の安定性、保存性など、幅広く研究しています。

【オリゴ糖、プロバイオティックス】
水溶性食物繊維であるオリゴ糖は、腸内で善玉菌を増やして、整腸作用や免疫賦活作用があることがわかっています。また、最近、ビフィズス菌や乳酸菌などのプロバイオティックスを用いた食品がたくさん販売されています。これらの菌とオリゴ糖の組み合わせについても研究しています。

【商品開発】
これらの機能性食品素材を使用した商品開発も研究テーマにしています。

教員紹介

松本 均(マツモト ヒトシ)
教授
学位:博士(農学)

民間企業で25年間基礎研究と商品開発・マーケティングに従事した経験を生かして、日本の食品産業で活躍する人材の育成を進めて行きたいです。

先生からのメッセージ

当研究室では、企業との共同研究を多く行っており、学部生の時代から企業の研究員とのディスカッションをしながら研究を進めていきます。その後の進路についても、食品企業の技術職に進む学生が多く、研究室での研究体験が活きています。特に、商品開発職に就く学生が多いのが特徴です。

研究ホームページ