新潟薬科大学

応用生命科学部 生命産業創造学科 コンセプト

食品・農業・環境分野における
課題発見と解決ができるプロデューサーを育成

生命産業創造学科(4年制・入学定員60名)は、「農」と「食」および「環境」に関する技術や素材(ものづくり)の基礎知識を学びながら、農学分野における「経済学」・「経営学」からのアプローチにより、「農、食、環境(生命産業)における企画・開発・経営(ことづくり)に優れた専門人材(プロデューサー)」を育成します。

農業の6次産業化と「生命産業創造学科」

国や新潟県が進める農業の6次産業化や、新潟市が「食産業NO1都市」を目指す「ニューフードバレープロジェクト」に対応した、フードデザインの普及・実践、ブランド構築、農商工連携と6次産業化の推進、環境に配慮した循環型社会を目指す食品リサイクルの推進などを担う「企画・開発・経営」の専門人材(プロデューサー)を、「生命産業創造学科」が輩出していきます。

※「6次産業化」とは、第一次産業である農林水産業が、農林水産物の生産だけにとどまらず、それを原材料とした加工食品の製造・販売や観光農園のような地域資源を活かしたサービスやそのことによる地域活性化施策など、第二次産業や第三次産業にまで踏み込み展開することを指します。

新学科で学べること

  • 生命産業に関する経済学、経営管理、マーケティングや6次産業化論、食品開発論、地域活性化システム、スマートシティ論など次世代の食品・環境ビジネスに対応した講義
  • 食品企業へのインターンシップや、商店街や企業におけるフィールドワーク(実地研修)による実践的な取組

目指す人物像 ロールモデル

越後製菓 笠原さん食品ビジネスに関わる
プロデューサーとして活動

越後製菓株式会社 首都圏営業部
笠原 徳彦さん
2008年応用生命科学科 卒業


現在の会社を選んだ理由は何ですか?

製品の種類が幅広く、色々な分野の技術力と販売力に長けているところが魅力でした。面接でお会いした経営者の熱意や、明るい企業風土も好きになった点です。また、独自の研究所も併設していて、製品の基礎を理解するだけでなく、「研究を商品に活かす」という体制にも魅力を感じました。

これまでの経験した業務内容を教えて下さい。

生命産業創造学科ロールモデル営業部に所属して、首都圏の企業様や小売り様に弊社の商品を置かせて頂いております。日本の流通の中心は首都圏なので、まずは国内の状況を見渡したいと思い首都圏営業部への配属を希望しました。そしてはや6年が経ちました(笑)。
途中、連携企業様からのプライベートブランド開発(PB開発)やオリジナル商品の企画をさせて頂くこともありました。


消費者の声を参考に製品の企画開発を行ったことはありますか?

生命産業創造学科ロールモデル2はい。もちろんチームの一員としてですが、約一万人の消費者アンケートを行い、そこから得た情報から、市場の状況を把握して企画を行いました。加えて、会社の内部の状況や、商品の特性はどうか(ここでは 理系出身の知識が役立ちました )を総合的に議論して、実際の製品を創り上げることができました。 企画開発に関する会議では、会社の上司の意見が新たな製品開発の参考に もなるので、勉強するとても良い機会でした。


さらに勉強しておけば良かったな、と思ったことはありますか?

どうやって売り上げを伸ばすか、あるいは研究所の成果を企画につなげるか、駆け出しの頃は会社の考えと市場の需要を同時に理解することができなかったので、まさに新潟薬科大学に新設される生命産業創造学科が育てようとしている「食品ビジネス・プロデューサー」に関する学問を学んでおくと理解も早かったのかな、と思います。

そういう点では需要は新鮮な「生もの」ですから教える側も常に意識して需要のトレンドを見ておく必要がありますね。

そうですね、実際には「売り手」と「買い手」の関係で、その間にお金がシビアに介在していますから、そういうところの ノウハウは大きい と感じています。
それぞれの現場で失敗を繰り返しながら学習するか、あるいは長年その世界で 活躍してきた経営者か先生に教えてもらう しかないのかなと思います。

最もつらかったことは何ですか?

生命産業創造学科ロールモデル3最初の頃は、「何が分からないかが分からなかった」 ことが辛かったです。相手が何を求めているのか、何が間違っているのかも分からなかったんですが、6年間経験していく中で、やっと少し分かるようになってきました。はじめは、上司からもお客さんからも怒られることも多かったんですが、そのおかげで 何が本質かを客観的に考えられるように なりました。


最も嬉しかったことは何ですか?

生命産業創造学科ロールモデル4開発に携わった製品が売り上げに繋がった= 世の中に認められたような達成感 がありました。自分のアイデアでもあり、お客様や会社の上司や同僚とのコミュニケーションから種が芽生えて育てた製品なので喜びも大きかったです。褒めてもらうことも大事ですが、 チームとして積み上げてきたものが形になる ことがとても嬉しかったです。


そうやって創り上げた製品は一生忘れないでしょうね。実際に社内の複数の部署間でのコミュニケーションを経て完成に至ったのだと思いますが、その際に重要なことは何でしたか?

生命産業創造学科ロールモデル5社訓にもあるのですが、 「相手の立場に立って物事を考える。」 という点です。相手が何を求めて言葉に表しているのか、あるいは投げかけている言葉の意味は何かを意識するよう心がけました。当たり前のことなのですが、 ウィン・ウィンになれるようにする のが一番なので、結果や途中経過の情報を常に共有して、完成すると、どういうメリットがお互いにあるかも共有したり意識できるように心がけました。


薬科大で学んだことが現場で役に立ったことはありますか?

お世辞ではありませんが、 正直、全てが良かった です。そもそも在学時は仕事に繋げようと思っていなかったのですが、今になって栄養学や構造学、微生物学などで学んだことが基礎として役に立っています。商品開発の時には、「製品の物性」は最初から頭に入っているので、美味しいにつなげるための知識にもなります。
具体的に申し上げると、栄養でいうとアミノ酸、構造学でいうとデンプンの構造、微生物学で言うと発酵になりますが、いずれも大学でしか学べませんし、 試験で良い点数を獲ったかどうかは覚えていませんが、今思い返すと、勉強していて良かったです(笑)。

現在、生命産業創造学科で目指している「食品ビジネス・プロデューサー」的な仕事をさせてもらっていますが、 現場の状況や現場からの提案の根拠が分かった上で営業説明や製品開発に繋げるためには、理系の知識が必要 だということは私のこれまでの経験で言えることです。
根拠が分かりやすいですよね。例えば「なぜ、ごはんや餅が甘く感じるのか」なども、お客様と話をする時に 説明しやすい 立場ですし、面白く聞いてもらえたりしました。

今後、生命産業創造学科を受験する方にメッセージをお願いします。

生命産業創造学科ロールモデル6今春、スタートする生命産業創造学科では、 ビジネス一直線の勉強ではなく 、1年生の時にちょっとした実験を経験してから製品の企画開発にも応用できる知識や技術を勉強する、また、地元の企業様や地域の方々との交流を通して 実体験を積み重ねながら卒業する 、という私から見たら とてもうらやましい環境 になるそうです。
いつの日か、社会に出られた時にお会いして、食品ビジネスのプロデュースについて色んなお話しができるかも知れません。ライバルになるか同僚になるか分かりませんが、同じ新潟薬科大学出身者として お会いできるのを楽しみにしています。 それまで、私もこの会社で皆さんに負けないよう頑張って行きたいと思っています。


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