新潟薬科大学×有限会社津南高原農産様『雪下にんじんスムージー』の開発
2025/06/30
新潟薬科大学×有限会社津南高原農産

- [連携先企業名]有限会社津南高原農産
プロジェクトの概要
津南町の農業法人様と共同で、様々な農業体験を実施しており、その連携プロジェクトの過程で、特産品「雪下人参」を使用した商品を開発することになりました。
商品の企画から開発、販売まで
新潟薬科大学では、地域の企業や団体と一緒に、さまざまなプロジェクトに取り組んでいます。
今回は、応用生命科学部の学生私たちが取り組んだ「雪下人参」を使った商品開発の裏側をご紹介します!
雪下人参を「スムージー」に! コンセプトが生まれるまで
「新潟の特産品である雪下人参を使って、何か新しいものを作れないか?」そんな思いから、このプロジェクトはスタートしました。
まず、現状「雪下人参」を活用した商品にはどのようなものがあるのかを調査しました。
調べてみると、雪下人参を使ったジュースがたくさんあることが判明!
「ジュースを開発しても、たくさんある商品の中に埋もれてしまう…」
そこで考えたのが、「ジュースではないもので、雪下人参の魅力を最大限に活かした商品にしよう!」というアイデアです。
スムージーというコンセプト
雪下人参は、雪の下でじっくりと甘みを蓄え、独特のシャリシャリとした食感が特徴です。
この食感と甘みを活かすにはどうしたらいいだろう?
検討の結果、たどり着いたのが、「スムージー」というコンセプトでした。
スムージーなら、雪下人参の栄養も丸ごと摂れて、あのとろりとした舌触りも楽しめます。
こうして、私たちの商品は「雪下人参スムージー」として開発が始まりました。
冷たくて美味しい! こだわりのレシピ開発
スムージーにすることを決めてから、次は「どんなレシピにするか」が大きな課題でした。
特にこだわったのは、雪下人参ならではの「とろりとした果肉感」をどう出すかという点です。
何度も試作を繰り返し、冷やして飲んだときに、雪下人参の濃厚なとろみがしっかりと感じられるようなレシピを開発しました。
私たちが作ったスムージーは、雪下人参を贅沢に使っていて、砂糖や塩などの調味料は一切加えていません。雪下人参が持つ自然な甘みだけで、まるで果物のような強い甘さを楽しむことができます。
さらに、果肉がたっぷり入っているのに、舌触りやのど越しがとっても良いのも特徴です。
試飲してもらった方々からは、「人参の甘みがすごい!」「とろっとしてて美味しい!」と大好評でした!
新潟薬科大学では、このように地域の魅力的な素材を活かした商品開発を通して、地域活性化に貢献しています。
普段、何気なく食べている地元の食材も、視点を変えると新しい発見があるかもしれません!
今回のプロジェクトで、商品のコンセプトを決めることや、素材の特性を最大限に引き出すレシピを考えることの面白さを改めて感じました。
皆さんも、身近なものから新しいアイデアを生み出すことに挑戦してみませんか?