研究室紹介

重松 亨 研究室 発酵食品ビジネス分野

発酵食品を活用したビジネスチャンスを考える

発酵食品をとりまく環境は近年大きく変わってきています。一昔前は「古臭い」「実際に臭い」などネガティブな声が多かったのですが、最近では「伝統的」「体に良い」などポジティブな声も広がりつつあります。本研究室では、発酵食品をはじめとして「微生物を利用した技術」を活かすことで既存のビジネスに付加価値を付ける(あるいは新しいビジネスを創出する)ことを目標とした研究活動を行います。

研究概要

生命産業創造学科(ビジネス学科)の設置以来、伊藤満敏教授と連携しながら、若者や外国人に好まれる日本酒を目指した研究を進めてきました。醸造プロセスなど技術的なところは本学応用生命科学科食品・発酵工学研究室で行いました。その結果、現時点で世界唯一の「高圧処理日本酒」の試作品(AWANAMA)を開発しました。現在、この試作品を国内外にて市場調査を行ないながら、この新しいタイプの日本酒を国内外に普及するためのビジネスモデルの研究を進めています。

教員紹介

重松 亨(シゲマツ トオル)
教授
学位:博士(農学)

先生からのメッセージ

新潟県は日本を代表する「酒どころ」と言われており、日本酒を中心とした様々な発酵食品の製造技術の進んでいる地域の一つです。新潟県、そして日本の食に関わる産業をさらに発展させる上で、発酵食品はとても重要なキーアイテムだと思っています。一方で、特に発酵食品の健康機能にはまだ解明されていないところも多いです。発酵食品の科学的な知見も勉強しながら、皆さんのアイデアで、発酵食品を活用したビジネスチャンスを切り拓いてみませんか。