応用生命科学部 生命産業ビジネス学科 学べる分野

生命産業ビジネス学科で身につく3つの専門知識と進路

新潟県は、日本を代表する農業県であり、農産品を活用した食品製造業もたいへん盛んです。また、水田、畑、果樹園などは、環境を保全する重要な要因になっています。新潟県をより発展させていくためには、食品産業、農業、自然環境について、深く取り組む必要があります。生命産業ビジネス学科では、「経済学」「経営学」といったビジネスの基礎となる分野を学修し、また、その後、「食品ビジネス」「農業ビジネス」「環境ビジネス」の3分野について専門的な科目を履修します。応用生命科学科の食品科学、環境化学、バイオテクノロジーに関する授業も受講することができ、実験などを通して新しい素材や技術への理解を深めることで、より深く専門分野を学ぶことができます。

経済学・経営学分野

経済学や経営学を用いて、地域の資源や基礎研究の成果をビジネスに結びつける分析手法を学びます。

消費者行動や企業行動の社会科学的な分析手法を学びます。また、ビジネスプランの作成やブランディング、企業調査などの実践的な教育を行います。

授業Pickup

基礎経済学Ⅰ、Ⅱ

ミクロ・マクロ経済学を学びます。ミクロ経済学では、市場を通して、消費者と企業がどのように行動するかを学びます。マクロ経済学は、国民所得、物価、利子率、経済成長率、失業率など、マクロ変数の決まり方と経済変動のメカニズムを分析します。

産業組織論

市場の分析を通じて、価格戦略や財の性質などにより、企業や消費者の利益がどのように変化するかについて学びます。理論のみならず、主要な業界や地域の産業構造について実証的な研究についても紹介します。

マーケティング論

消費者に製品やサービスを購入してもらうためのマーケティング活動を学びます。製品開発、価格戦略、流通、販売促進の4つの視点を基礎として、実践面につなげていく講義を目指します。

社会調査論

統計からデータサイエンスの概念と意義を考察し、市場調査や顧客分析など、産業の中で企業が新商品開発や新サービスを検討する際に頻繁に実施される社会調査について主体的に学びます。

ビジネスプロデュース論

事業アイデアを具体化する手法を学びます。ビジネスプラン作成を通して、経営戦略、マーケティング、ファイナンスといった理論を統合的かつ実践的に運用する力を身に付けます。

食品・農業分野

食品産業や農林水産業を取り巻く最新情勢を学び、現場における実践力を身に付けます。

応用生命科学科の専門科目も受講できることから、学術的に専門性を深めることができます。また、経験豊富な実務経験がある教員が現場を重視した教育を行います。

授業Pickup

食品経済学

社会環境と食生活の変化、食品や食品原料の輸出入の現状などグローバルな視点から日本の食品経済を学びます。また中食・外食産業がさらに発展するなど大きく変化しているフードシステムについて学修します。

食品開発論

食品の商品開発に必要な知識である、加工技術、設備設計、原価計算、包装材料、マーケティング手法について学びます。また、市場のニーズ・ウォンツ・シーズの見つけ方を実践的な実施例を参考に学修します。

農業経済学

日本の農業経済を支える制度、農協や企業などの組織、農産物の貿易について学びます。また、農業に関する金融制度に加え、植物工場やICTを活用したスマート農業など最近の動向についても学修します。

農業ビジネス論

日本の農業の現在と課題、強い農業づくりを進める政策・制度や新しい技術の普及などを学びます。また、六次産業化について、ブランディングなどの要素を導入しながら実践的な学修を行います。

環境・地域活性化分野

環境汚染、環境修復、リサイクルなど環境保全、省資源エネルギー、サイクルシステムについて学び、地域活性化の手法を身に付けます。

環境分野については、持続可能な産業社会を支える技術の実用化と経済性の評価を文系(生命産業ビジネス学科)と理系(応用生命科学科)の両面から学ぶことができます。

授業Pickup

環境技術論

全ての産業を支えるきれいな水、土壌を大気を保全し、浄化する技術を学びます。また人の手で破壊された干潟や藻場などの人に有益な海洋生態系を修復、創出する技術とその経済的な意義について学習します。

リサイクル論

資源の無い製造業の国である日本を取り巻く、資源とエネルギーの問題について学びます。全ての産業に必要な化石燃料や、工業に必要な鉱物資源、農業に必要な肥料資源の確保の問題から、その対策となる資源のリサイクル技術や再生可能エネルギーに関する最新の動向を学び、気候変動対策の在り方について考えます。

地域コミュニケーション演習

地域社会とのコミュニケーションの在り方について学びます。情報発信を通じて地域社会の理解を得るとともに、情報発信主体のブランディングを進める技術を身に付けます。

地域活性化フィールドワークⅠ、Ⅱ

地元の産業や商店街の活性化について学生が主体的に考え、行動の中から学ぶことを目的としたフィールドワークを行います。事前調査や取材、レポート作成や報告会を通し、調査対象への理解や表現力を高めます。

 

授業計画(シラバス)